Ultravox Lx I xVxE Report
1982.2.24 東京厚生年金会館

投稿者 しゅうたろうさん (2001.3.31 執筆)


開演30分前に新宿厚生年金会館に到着して席を確認すると、しゅうたろうの席は二階席だったのですが、中央の前から数列目だったので、かなり見やすいポジションでした。
客席はほぼ満員でフューチャリストもどきのコスプレをしている人も若干いましたが、大部分はいたってフツウのファッションでした。

時間通りに演奏が始まって緞帳が上がると、舞台一面を覆う「エデンの嵐」のジャケットの巨大スクリーンが現れました。メンバーは全員その奥で演奏しておりスクリーンを透かしてうっすらと演奏している様子が見えます。オープニングは「The Thin Wall」です。
曲の途中でスクリーンがイッキに取り払われメンバーの登場。
中央にMidge、右にキーボードのBilly Currie、左にベース、奥にドラムという配置でしたが、ベーシストは最初から最後までほとんどキーボードを弾いており、左右対称にキーボードが配置されていました。

舞台セットは無機的なオブジェが配置されていたようですが、詳細は覚えていません。ドラムの後方にも先ほどの「エデンの嵐」のジャケットの小さいやつが掲げられていました。
メンバーは全員上着こそ着てないもののYシャツにネクタイとフォーマルな格好をしており、バンドのイメージと良く合っていました。別の日の演奏では、途中からMidgeがYシャツを脱いでしまい、白いメッシュのランニングシャツで演奏したようですが、はっきり言ってランニングシャツは不評(笑)でした。
演奏内容はギターにかなり自由が与えられていたようで、Midgeは最初から最後までギンギンに引きまくり状態だったので、レコードよりハードロック色が強くカッコイイ演奏です。反面リズム隊は弱くそこがちょっと残念でしたが。

演奏曲はアルバム「ヴィエナ」と「エデンの嵐」のほぼ全曲で、Midgeのギターパートはややアドリブ色が強かったものの、どちらかといえばレコードに忠実な演奏でした。
ここでひとつ発見!「MR.X」のヴォーカル(ラップ)はドラムのWarrenだったのですね。レコード聴いてるときは、Midgeの声を機械処理してるのかと思ってました。
Billy Currieは終始エネルギッシュなステップで踊りまくっており、動きの少ないメンバーの中でただ一人観客にアピール。「Vienna」の演奏ではお約束のヴァイオリンも聴けたし。(当然予算の関係上バレリーナは出ませんけど)
ハイライトはこの「Vienna」と「Accent On Youth」かな。
「Accent On Youth」とメドレーになっている「Your Name Has〜」のパートでは照明を落としたステージでストゥールに腰掛けたMidgeにスポットライトが当たる演出あり。

エンディングは初めて聴く曲で、キーボード3台+ドラムの編成で演奏がスタート。
ここから演奏の途中で一人づつ序序にキーボードを自動演奏にしていき、ステージ前方にセットしてあるスネアドラムに移動して叩きはじめます。
最後にドラマーも前に出てきて、メンバー全員でスネアドラムを連打してスティックを観客席に投げ込んでEND。この曲が多分「We Go」だったと思うのだけど、「カルテット」からの曲を当時既に演奏してたかどうか覚えていません。(注)
(最後の曲は、"The Voice"でした。by 邪外)

どこかのホームページに来日公演の演奏曲目がアップされてるかもしれないので、それを見ればもう少し細かいところまで思い出すかもしれない。当時「New Europeans」がCMがらみでヒットしてたんで、途中Midgeがこの曲のイントロを弾きかけて観客と掛け合いをする場面なんかもありました。
開演前の場内アナウンスでも『Ultravoxの完璧なショーをお楽しみ下さい』とあったように、彼らは意識的に統制の効いた完璧でクールなショーを演じようとしていたようです。
ようやくつかんだ商業的成功。徹底的にクールな新生Ultravoxのライヴは、商業的にはさんざんだったJohn Foxx時代(パンク)への対抗意識の現れだったのかもしれない。



注)筆者の記憶違いで、ラストの曲はWe Goでは無くThe Voiceです。
The Voiceからそのままシモンズ連打に移って終了します。
筆者はシモンズ連打が独立した新曲だと思ったようです。


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