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- 1984年5月12日 新聞記事(UKチャート紹介)





- 1984年5月26日 新聞記事(UKチャート紹介)





- 新聞記事「シンセサイザー講座」(岩崎 工)
シンセサイザー講座

【オープニングアクトで知った岩崎工】
彼を知ったのは、84年に観たOMDのギグのオ−プニングアクトとしてだった。
そこでスバルのCMソング「マイロン」を奏ってのけ、“目当てじゃない”OMDフリークの
アタシをあっと言わせたのが始まりだった。

岩崎工(TAKUMI)はレーベンブロイ(ビール)やスバル(車)、ビートたけしも出演した
キヤノン(カメラ)などのCMを手掛け、傑作「MEAT THE BEAT」(83年ポリドール)発表。
オープニングを聴くと今でも鳥肌が立つ。

レーベンブロイはドイツのビールということもあり、アルバム「MEAT THE BEAT」は
全体をハンマービートとニューロマンティックの薫り漂う仕上がりになって
同時期のサロンミュージックがリリースしたフランスのクローネンブルグCMソング
「Hunting On Paris」の12インチのジャケットとは対照的。
(実は、サロンミュージックには「パラダイス・ロスト」にキーボードで参加してたりして。)

サウンドもチャカポコテクノから大袈裟ストリングス、哀愁のヨーロッパ風まで
まさにごった煮状態。

93年刊の「ピコエンタテイメント」(ソニー・マガジンズ)創刊号の「テクノ名盤100」には、
「システムズ・オブ・ロマンス」「メタル・ビート」「エノラゲイの悲劇」「人類零年」
「孤独の影」他と並んで、中原信雄、外間隆史らもメンバーだった“日本のバグルス”と称された
グループ「フィルムス」のデビューアルバム「ミスプリント」(80年)がエントリーされている。
その後の動向を調べてみると、あるあるちゃんと活動してました。

http://home.catv.ne.jp/dd/prosper/data/top/menu.html
を訪れてはみたが、なかなか手強いな、工さん。そう簡単には明かしてくれないみたいで。

12インチ「フラグメンツ・オブ・タイム」はキヤノンのCMで使用された大友克洋のアニメが
全面にアートワークされたトータルコンセプトジャケット。
「MEAT THE BEAT」は勿論、これらがCD化されていないのは、重大な損失ですぜ。

ところで、
 15年以上位前の新聞の切り抜きがあるんですが、タイトルは「シンセサイザー講座」の
 手持ちにあるのが48回めから50回までで、最近それが「文・岩崎 工」というのが
 判明してびっくり。以下登場アーティストです。(原文ままでお楽しみ下さい)
 48回「エレクトロニック・ポップス」
   クラフトワーク、YMO、ジャパン、ヒューマン・リーグ、ヘブン17、ディーボ、OMID
   ヤズー、バグルズ、ニュー・ミューヂック、テレックス、ディペッシュ・モード
 49回「個性的な実力派の3アーティスト」
   ルパート・ハイン、ピーター・ガブリエル、ゴッドレー&クレーム
 50回「YMOとジャパン」
   
 当時はこの連載を頼りにレコードを買い漁ったものです。













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