KAYAK LxIxVxE Report
2004.4.10 Merlin Show @ De Oude Luxor, Rotterdam, The Netherlands


投稿者: Yayoiさん (2004.4.14執筆)


Kayakの4月10日、ロッテルダム・LuxorでのMerlin showを観てきました!
会場は座席指定の劇場。前半はMerlinで、約80分。基本的なセットや進行はDVDと一緒なのですが、VoのBertはDVDより出来が良かったですよ。女性ヴォーカルは、いつものシンディさんが出られない日で、モニークさんというピンチヒッターでした。ふだんはCMの曲とかで活躍している方だそうで、声のタイプはシンディさんに似ていましたが、ちょこっと浮いていたかな。あとDVDとの違いといえば、ダンス・シークエンスが少なかったような気がするんですが…。

Ton先生は上下黒の服で、かっこよかったです。席がステージから遠かったので、メンバーの表情まではわからなかったけど、逆にTonが弾いている全身が見られたし。機材はDVDや10月のCamelのツアーの時は4台でしたが、今回は奥の方のが3台に増え、計5台でした。

さて、休憩を挟んで第2部は約40分のヒットパレード。ここのセット・リストは以下でした。

1. Miracle Man
2. Two Wrongs
3. Spetters
4. Lost Blue of Chartres
5. Mammoth
6. Wintertime
7. Starlight Dancer
8. Ruthless Queen
9. Chance for a Life Time
Encore: Full Circle

MCが全てオランダ語だったので、何を言っているのかわからないのが辛いところなのですが、Bertがとにかくノリノリで、すごく楽しそうで、ジョークもガンガン飛ばしていた様子。3と4はインストの曲ですが、一緒に観ていた友人の話によると、4が終わって出てきたBert、「シンガーがいなくても、僕らはすごいんだよ」とカマしてたらしいです(笑)。

Tonもなんだか楽しそうな仕草をしているのを目撃しましたが、後で友人が、TonとPimが人に話しているのを耳にしたところによると、TonもPimもこのLuxorという劇場の音響をとても気に入っているそうです。が、残念ながらこの劇場、取り壊し&建て直しが決定しているそう。TonもPimも「考え直してくれないかなぁ」と言っていたそうです。そのTonは、以前Euro Rock Pressのインタビューで、毎年劇場の為の作曲の仕事をしていると言っていましたが、それは実はロッテルダムの演劇学校の為のものだそう。Ton自身はロッテルダム出身ではありませんが、何かと縁があるようです。

そういえば、どの曲か覚えていないのですが、Tonが右手は手前のkeyで和音を弾き、左手は奥のkeyでメロディを弾いているのを目撃。たしかに私は手が開かなくて三声が弾けなくてピアノを挫折したぐらい下手くそですが、右利きの人間には、これはけっこう難しいというか、やり辛いと思うんだけどなあ。と、思わず目が吸い寄せられてしまいました。

ともあれ、Starlight Dancerからは総立ち。やっぱりこの曲は盛り上がります! 個人的にはやっぱりRuthless Queenでは泣けたし、あとLost Blue of Chartresを演ったのに驚いたと共に、とても嬉しかったです。

さて、ライヴ後、マーチャンダイズを覗いたり、友達とウダウダしていると、マーチャンダイズ売り場にメンバー全員がズラリと登場。順番にサインしていただけるという、サイン会状態になりました。またしても予想外の展開に手ぶらの為、チケットにサインしていただく私(^_^;)。ちなみにすぐ側には、CamelのPressure PointsのLPを差し出すという、豪快な方もいましたが…。Camelの時はあまりに舞い上がってしまい、何を話してよいやら頭真っ白状態でしたが、今回は「ライヴ、良かったです〜」だけじゃなく、「Camelでロッテルダムとアムスで観ました」とか「Kayakのライヴは初めてで、感動ですぅ〜」とか口走るのに成功。そんなヴァカ者の私に、「特別だよー」と名前入りでサインして下さる優しいTon先生なのだった。うぅ、感動〜〜。

ところで、私も前にどこかで読んだような気はするのですが、友人からの情報によると、Kayakの次作はノストラダムスがテーマになるようです。





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